2009'02.07 (Sat)
[听写]DEARS世界の物語〜青の本〜第三話『悪口は水に流して』朗読:小西克幸
这是『でぃあーず せかいのものがたり〜青の本〜』中第三个小故事,小西朗读。
讲的是父子骑马却总被旁人指点的寓言故事。
小西扮演儿子时的语气很青涩很萌>\<
非常喜欢小西,所以勤奋了一下^-^
听写若有错误请指出,欢迎交流,谢绝转载~
悪口は水に流して
朗読:小西克幸
听写:熊仔
これはアジアのとある国の話です。昔々あるところにたくさんの田圃や畑を持った金持ちの男がいました。奥さんは息子が五歳の時に亡くなりましたが、男は再婚せず、息子を大切に育てていたのです。それから、息子が大きくなると、男は息子をお寺に預け、お坊さんの修行をさせました。息子は賢く、教えられたことを次から次へと覚えます。そして、息子が修行している間、父親はお米やおかずを度々お寺へ送り届けていました。そうして暫くすると修行の期間が過ぎ、息子は、お寺から家へ戻ることになりました。
「お父さん、長い間ありがとうございました。これからは、僕がお父さんの分まで、一生懸命働きます。」息子がそう手紙を送ると、父親も、「お寺から家まで歩いて帰るには遠過ぎる。父さんが馬で迎えに行くから、待っていなさい。」と手紙を出しました。
そして息子が家に帰る日、父親は待ち合わせの場所へ馬に乗ってやってきました。ところがこの時、父親は馬を一頭しか連れてこなかったのです。
「すまん、ついうっかりしていた。この馬にはおまえが乗りなさい。私は歩いていくから。」
「いえ、お父さんを歩かせるなんてできません。僕が歩きますから、お父さんは馬に乗ってください。」
そうして、父親が馬に乗り、息子が歩いていると、それを見た村の人が、「いい年して思い遣りのないやつだ。息子は修行してきたばかりで疲れているだろうに、自分だけ楽をして息子を歩かせるなんて、ひどい親もいたもんだ。」
これを聞いた父親はいた堪れなくなって、馬から降り、「やっぱり、馬にはおまえが乗るべきだ、な、そうしなさい。」
「でも...」
「あの村人の言うとおりだ、修行で疲れているおまえを歩かせるなんてできないよ。」
「分かりました。父さんがそこまでおっしゃるのでしたら...」
こうして、今度は息子が馬に乗り、父親が歩き始めたのです。すると、今度は別の村人が、「なんだ、あいつ。年老いた父親さんをあるかせて、自分は馬に乗るなんて、とんだ親不孝ものだぜ。」
それを聞いた息子は真っ青になり、直ぐさま馬から降りました。「やはり、僕は馬に乗るべきできではなかった。あんなふうに思われるなんて、恥ずかしくて死んでしまいそうです。」
「ま、落ち着きなさい。どちらが一人の馬に乗るから悪く言われてしまうんだ。だったら、こうしようじゃないか。」そう言うと、父親は息子と二人で馬に乗りました。
これならもう悪口は言われまい。そう思ったのですが、「ひどいや。大人が二人で乗るなんて、大馬さんがかわいそうだ。」今度は動物園の思い遣りがないと非難されてしまったのです。
仕方なく二人とも馬を降りて、歩くことにしました。すると、「おやおや、馬があるのに誰も乗らずに歩くとは、馬鹿な親子もいたものですね。」今度は馬鹿にされてしまったのです。
「馬に乗ったら乗ったて非難され、乗らなくても馬鹿にされる、これでは、僕たちはここでじっとしているしかありませんよ。」
「そうだね。でも、ここにじっとしていたらいたて、また何か言われるに決まっている。人と言うのは何かにつけてけちをつけたがるものさ。どうやっても非難されるのなら、二人で馬に乗っていこう。悪口なんかは水に流して気にしないことだ。一一聞いていたら、切りがないからね。」
「お父さんの言うとおりです。人の言うことを気にしていたら何もできませんね。村の人が何と言おうと、このまま行きましょう。」
それから、父親と息子は村人とすれ違っても悪口は水に流して、聞く耳を持たず、素知らぬ顔で、馬に乗っかっていきましたとさ。
お仕舞い。
讲的是父子骑马却总被旁人指点的寓言故事。
小西扮演儿子时的语气很青涩很萌>\<
非常喜欢小西,所以勤奋了一下^-^
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悪口は水に流して
朗読:小西克幸
听写:熊仔
これはアジアのとある国の話です。昔々あるところにたくさんの田圃や畑を持った金持ちの男がいました。奥さんは息子が五歳の時に亡くなりましたが、男は再婚せず、息子を大切に育てていたのです。それから、息子が大きくなると、男は息子をお寺に預け、お坊さんの修行をさせました。息子は賢く、教えられたことを次から次へと覚えます。そして、息子が修行している間、父親はお米やおかずを度々お寺へ送り届けていました。そうして暫くすると修行の期間が過ぎ、息子は、お寺から家へ戻ることになりました。
「お父さん、長い間ありがとうございました。これからは、僕がお父さんの分まで、一生懸命働きます。」息子がそう手紙を送ると、父親も、「お寺から家まで歩いて帰るには遠過ぎる。父さんが馬で迎えに行くから、待っていなさい。」と手紙を出しました。
そして息子が家に帰る日、父親は待ち合わせの場所へ馬に乗ってやってきました。ところがこの時、父親は馬を一頭しか連れてこなかったのです。
「すまん、ついうっかりしていた。この馬にはおまえが乗りなさい。私は歩いていくから。」
「いえ、お父さんを歩かせるなんてできません。僕が歩きますから、お父さんは馬に乗ってください。」
そうして、父親が馬に乗り、息子が歩いていると、それを見た村の人が、「いい年して思い遣りのないやつだ。息子は修行してきたばかりで疲れているだろうに、自分だけ楽をして息子を歩かせるなんて、ひどい親もいたもんだ。」
これを聞いた父親はいた堪れなくなって、馬から降り、「やっぱり、馬にはおまえが乗るべきだ、な、そうしなさい。」
「でも...」
「あの村人の言うとおりだ、修行で疲れているおまえを歩かせるなんてできないよ。」
「分かりました。父さんがそこまでおっしゃるのでしたら...」
こうして、今度は息子が馬に乗り、父親が歩き始めたのです。すると、今度は別の村人が、「なんだ、あいつ。年老いた父親さんをあるかせて、自分は馬に乗るなんて、とんだ親不孝ものだぜ。」
それを聞いた息子は真っ青になり、直ぐさま馬から降りました。「やはり、僕は馬に乗るべきできではなかった。あんなふうに思われるなんて、恥ずかしくて死んでしまいそうです。」
「ま、落ち着きなさい。どちらが一人の馬に乗るから悪く言われてしまうんだ。だったら、こうしようじゃないか。」そう言うと、父親は息子と二人で馬に乗りました。
これならもう悪口は言われまい。そう思ったのですが、「ひどいや。大人が二人で乗るなんて、大馬さんがかわいそうだ。」今度は動物園の思い遣りがないと非難されてしまったのです。
仕方なく二人とも馬を降りて、歩くことにしました。すると、「おやおや、馬があるのに誰も乗らずに歩くとは、馬鹿な親子もいたものですね。」今度は馬鹿にされてしまったのです。
「馬に乗ったら乗ったて非難され、乗らなくても馬鹿にされる、これでは、僕たちはここでじっとしているしかありませんよ。」
「そうだね。でも、ここにじっとしていたらいたて、また何か言われるに決まっている。人と言うのは何かにつけてけちをつけたがるものさ。どうやっても非難されるのなら、二人で馬に乗っていこう。悪口なんかは水に流して気にしないことだ。一一聞いていたら、切りがないからね。」
「お父さんの言うとおりです。人の言うことを気にしていたら何もできませんね。村の人が何と言おうと、このまま行きましょう。」
それから、父親と息子は村人とすれ違っても悪口は水に流して、聞く耳を持たず、素知らぬ顔で、馬に乗っかっていきましたとさ。
お仕舞い。
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